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500g コーン巻 一期一会糸 (いろはにほへとちりぬ) / 合太引き揃え工業糸

販売価格: 5,500円(税込)

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一期一会糸 (いろはにほへとちりぬ)

合太-引き揃え工業糸500gコーン巻き 

 

 

  

 

ニッティングバードから待望の「500g巻きの一期一会糸」が新登場!

今までは100g、200g、300g巻きのみ販売でしたが、セーターやウェアを編みたいというご要望にお答えして、500g巻きの大容量をご用意しました。

太さは合太(2.4番手〜3.8番手)前後くらいに仕上げています。 (500gで1200m〜1900m)

棒針では4号〜8号ぐらいが目安です。

棒針編みのセーターの1着分お使いいただける分量かと思うのですが、サイズやデザイン、編み方、手加減によっても使用量は異なりますのでご容赦くださいませ。

500gあたりの糸の長さと混紡率をすべて糸のアップの写真と共に記載しているので、ぜひご参照くださいね。

 

自分用にも誰かのプレゼント用にも。世界に一つだけのアイテムを編んでみませんか? 

 

 

•糸巻き機の改造により正確な「糸の長さ」がわかる

 

正確な糸の長さがわかることで、適正の号数も算出することができるようになり、編む方に優しい設計が実現しました。

2枚目の写真を見ていただけたら、それぞれの混率や500gに対しての糸長が確認できます。

また工業用毛糸は編んだ後に『湯通し・ソーピング』をすることで、毛糸ついている蝋や油を取り除き本来の風合いになります。

未防縮のウールが多いこともあるので、ガシガシ洗ってしまうとフェルト化して注意が必要ですが、

ニッティングバードのウェブマガジンのページをみていただけてる洗い方(湯通し・ソーピング)の一例として参考になりますんので是非ともお試しください

余裕のある方はスワッチを編んで湯通し・ソーピングをおすすめします。

 

「湯通し・ソーピング」で 工業用毛糸をもっと楽しむ

 

 

  

引き揃え工業糸/一期一会糸が出来るまで

ニッティングバードは取材やニット製品の生産のために日本各地のニット工場を訪問しています。工場を俯瞰で見るといろいろな問題を見えてきて、一つの問題に行き着きました。

 

製品を作るのに残った糸はどうなるの?ということです

普通はニット工場に生産をお願いする際、工場側が直接糸商と取引をして糸を購入します。生産をしている最中に、少なからず糸は残糸として必ず残ります。

私たちがニット工場にお願いして生産する際には、自分たちで直接糸商と取引して糸を発注しているので、生産後の「残った糸の回収」を必ず行います。この糸を回収するところから「一期一会糸」が生まれました。

 

工業糸の形状と残糸が出る理由

 

 

ほとんどのコーン巻きされた工業糸は1kgで納品されます。編み物(ニット)は布帛(洋裁)のように生地に型紙を置いてカットする方法とは違うのでロスが限りなく少ないですが、単純に300gのセーターなら1kgの糸を使うと100gほど残ります。もっと厳密に言うと1kgのコーンは前身頃を編むのに別の肩の方の糸が必要なので(編み物は1本の糸ではできていない)別糸として1kgのコーンを別のコーンに巻き返します。
このように、必ず糸が残糸として工場に溜まっていきます。

 

残された糸はどうなるの?

(1)「捨て編み用の糸」として使用
機械編みは必ず実際の糸(本糸)で編む前に「捨て糸で編んで、本糸との間に抜き糸を入れて編みます。「捨て編み専用の糸」というのは実際に存在しますが、ストレートの編みやすい糸で「捨て編み糸」として残糸を使う時もあります。

 


 

(2)ウールやアクリル100%などはフェルト屋さんが回収
繊維が混じっていないフェルト化(縮絨)出来る糸はフェルト屋さんが回収後フェルトになり加工されます。

 


 

(3)残糸を回収して販売する業者が店舗やオークションで販売
自ら販売している工場も少なからずありますが、手間を考えるとそこまで力を入れられないのかやっていないところが多く、外部の業者がで工場から残糸を買い取り、店舗やネット、オークションなどで販売しています。

これに当てはまらない糸はサンプルを作るために保存したりもしますが(特に王道の糸たちは別の機会に編めるので捨てることはない)、長いこと眠らせておくと虫に食べられてしまうので残念ながら最後には処分されます。
各地のニット工場によると年間100kg以上の糸が廃棄処分されているケースもあり、もちろん廃棄に費用がかかっているそうです。

 

ニッティングバードの残糸の二つの使い道

(1)学校での教材として

大学で非常勤講師としてニット全般の講義をしており、学校の授業用とし、手編みや家庭機、自動機で使用します。学生は工場(現場)で使っている糸で知識を深め、糸1本から調理するニットの特性をより理解する必要があります。学校の予算では限りがあり(授業用の安い糸くらいしか購入しない)、学生自身が自腹で買って作るには(金銭的にも・糸会社との直接的な関わりがないのも)難しいのが現状です。

(2)引き揃え糸として販売
工業糸は市販には出回らない糸でクオリティーが高く珍しい糸も沢山存在します。

細すぎる糸は難しいですが、ひとつひとつ新しい引き揃え糸として生まれ変わらせて手編みで使える程度の太さにしてから販売しています。

 


 

一期一会の糸はポーダブルワインダーを使って作られます。

 


 

残糸を数本選びセットして

 


 

ロウビキをしながら糸をコーンに巻く設置をして

 


 

糸をコーンに巻いていきます。

一期一会糸の販売

一期一会糸は工場から集めてきた残糸がある時にしか製造できません。
今までは催事限定で100gのみを販売してきましたが、オンライン用として200gと300gを用意しています。それぞれ多くても1kg程度しかなく、同じ糸は再生産ができませんので「一期一会」の機会を大事にして欲しいという思いが込められています。

 

組成とオススメの使用針サイズ

 

 

一期一会糸は様々な種類の糸を混ぜて引き揃えているため、組成表示は曖昧になっています。これは家庭品質表示法に基づき、表記しています。

 

 

また糸の太さも様々なので、オススメの使用針サイズは書いていません。
糸の太さを見て、編み針の号数を感覚的に選ぶ練習をして欲しいという想いと、編み物だけでなく手織りやラッピングなどに使ってこの糸が自由な創作活動をする糸として使って欲しいという想いがあります。

 

一期一会糸を届けることの意味


私たちはこの残糸を工場から買取りをして再利用することで今まで出ていた破棄物がなくなり、少しでも工場、地球環境にも優しく出来る事を主に考えていきたいと思っています。また残糸を利用し学校教育へのサポートしニット関連の人材育成の向上、工業用糸に触れることで、消費者のニットに対する興味を底上げしニット業界並びに手芸業界へ認知度向上になり社会的な価値向上を目指したいと思っています。

 

 

編み物好きの人たちに、手芸ではあまり目にしない糸に触れてもらい、糸の知識向上と共に創作意欲の駆り立て「編み物」の楽しみ方を広げることを目的としています。

 

 

素材と参考使用針について

 

素材:それぞれ写真に明記しております。家庭品質表示法に基づき組成のパーセンテージは明記していません。

参考使用針  引き揃え糸なのでそれぞれ太さが違いますので明記をしていません。糸が届いてから、実際の糸を見てどのくらいの号数が合うか判断して、「引き揃えた時に使う針の太さを」感覚的に掴む編育も兼ねています。

 

お取り扱い時の注意事項

摩擦により色の薄い服などに色が移る場合がありますのでご注意ください。

直射日光に当たる場所に長期保管していますと、色落ちをする場合がありますのでご注意ください。

ウールなどが入っている糸は、おいしい糸ほど虫が食べてしまいますので、防虫剤を使用するなど保管をしっかりとお願い致します。 

 

配送状況について ご注文日から2日-4日営業日以内で出荷を致します。
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