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傘のふさ耳アップサイクル糸 / まさか大玉120g巻き-小玉アソートパック(200g以上)

販売価格: 1,760円～2,640円(税込)

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傘のふさ耳アップサイクル糸「まさか」は織り機から生まれる。

ニッティングバードから新しいタイプのアップサイクル糸『まさか』が新発売。

一期一会糸、コットンファーふさ耳「どきどき」、オーガニックコットン100%Tシャツヤーン「しっくり」、に続きアップサイクルな取り組み第4弾です。

今回の糸は、コットンファーふさ耳糸「どきどき」と同じような織生地のふさ耳ですが、洋服生地のふさ耳ではなく、「傘」に使われているポリエステル生地のふさ耳になります。今回の「傘のふさ耳」はご縁があり、山梨「槙田商店」さんと一緒に取り組ませていただいています。

『槙田商店』さんは1866年創業。山梨県西桂の地で日本製ジャカード織の美しい傘と甲斐絹の高い技術を継承した先進的な服地を作り続けている会社です。

西桂町・郡内地域と織物産業の活性化に力をいれてものづくりにこだわり、生地の生産と傘の製造を両方できる珍しい工場を持ち、自社で企画、製造、販売をしながら発展を続けています。槙田商店さんの傘で使われている布は、繊細な模様も大胆な絵柄も、富士山の雪解け水で鮮やかに染められた糸を織ったジャカード生地を主に使っています。

服地づくりで培われた技術と傘を組み合わせることで他にはない傘を生み出しています。それを様々な木型に合わせてパーツにカットし、縫製し、組み立て、ひとつひとつすべて職人たちの手で仕上げられます。

槙田商店さんの理念「商品やサービスを常にお客様の立場に立って考え続け、そしてその考えをもとに商品を創り上げ、満足して買って頂く」という素晴らしい考えを持っている会社と取り組めることに感謝しかありません。

ジャカード織/ドビー織の傘生地のふさ耳糸が生まれるまで

「ふさ耳糸」は槙田商店が傘の生地をジャカード織機やドビー織り機械で生産する際に「偶然に出来た糸」です。織られた生地は、多色ジャカード、サテンジャカード、シャングレー、チェック、ストライプ、ボーダーなど様々なタイプの織生地になります。

処理や加工されていない織り上がったばかりの生地を「生機（きばた）」といいます。生機は整理加工場に運ばれ、洗い、シワ伸ばし、撥水処理などの工程を得て、生地の両端がカットされます。

生地のシワ伸ばしや、洗った生地を乾燥させるために、生地の端をピンをひっかけ固定します。カットされたふさ耳に数ミリ単位で穴が空いているのはそのためです。

そんな傘生地のふさ耳を初めてみた時に、『槙田商店』さんが織る先染ジャカード生地の品質の良さとセンス溢れる色や柄の組み合わせは、廃材なのにとっても魅力的に見えました。そんなオリジナル生地だからこそ、世界のトップブランドからも支持されているんですね。

『ジャカード織り』の配色や切替の美しさ、ポリエステル生地の独特の光沢や深み、編み物の糸としては珍しい生地を裂いて扁平の「裂き織りの糸」のような風合いは唯一無二で、糸としての価値を感じています。（混紡率は基本的にはポリエステル100%ですが、稀に経糸にコットンを使用していることもあるため、「ポリエステルなど」ど表記しています）